日本版よりも感情移入しやすいから夢中になる
僕はあまり韓国の俳優さんには詳しくないので主役のふたりももちろん初めて。だから逆に先入観がなくてスッと入れた。
ジュンヒョク役のキム・ミョンミンは目がいい、傲慢な時の目とか。
とても存在感があって良い俳優だなと思った。
ドヨン役のイ・ソンギュンも甘いけれど甘過ぎない顔に誠実さが表れていて、里見先生という感じが出ていたね。
脇を固めるベテラン俳優陣もすごい。
みんな癖のある親父達ばかりで(笑)。
役柄の上でとくに印象に残っているのは、副院長とその親友ユ会長。
副院長の風貌はすごいし、ユ会長は酔った勢いでジュンヒョクに高級時計をあげて、次に会った時に「ここにあったのか」と返却を迫るんだから(笑)。
韓国版もインパクトのある良い俳優をふんだんに起用しているね。
僕は『白い巨塔』の日本版から”財前サイド”なんだよ。
この韓国版は日本版よりも感情移入しやすかったね。
というのも、、韓国版の財前(ジュンヒョク)は意外と抜けていたりする(笑)。
「ダメだろう、そんなことを言っちゃ」とか「もっと上手く立ち回らないと」とか思って見ていた。
僕はね、ドヨンは幸せな人だと思う。
だって自分の信念に従って生きているのだから。
でも大抵のの人はそうではない。
たまたまジュンヒョクにはすごい才能があって、燃えるような野心を抱いて突き進んでいく。
だけどジュンヒョクの生きる道の方が険しい……。
僕はそういうところで彼に感情移入していた。
『白い巨塔』韓国リメイク版は、韓国人の感情や儒教的な上下関係による人間関係を入れ込んで、新しい側面から光りを当てていると思う。
じつに新鮮で面白いね。




