あらすじ

1から11話

第1話 電報

1950年4月、米軍公報局長のイ・ドンウは婚約者のキム・ヘギョンとともに外出中、検問所で「天気が悪いからピクニックは中止して」という謎のメッセージをソウル中央放送局のムン・ソッキョンから受け取る。不審に思ったドンウはソッキョンに真意を問うと、指名手配中のチェ・ウニョクが車のトランクに隠れていると聞かされる。検問所に電報を放ったことにより、陸軍のパク・チャンジュもその事実を知ることとなり…。

第2話 おごる心、純粋な心

1933年、咸興(ハムン)。キム・ゲヒはムン子爵の娘でピアニストのソッキョンの世話係として働いていた。ムン子爵は徳山(トクサン)鉱山を所有する権力者で、娘のために祝賀会を企画していた。鉱山を巡りムン子爵と微妙な関係にあるイ参政も祝賀会に出席するため息子のドンウを連れて咸興を訪れる。一方、地元の学校に通うウニョクは、優秀な成績で平壌高普へ入学することが決まっていた。そんなある日、鉱山の製錬工場で爆発事故が起きる。

第3話 抑えられない憤り

工場の爆発事故によりウニョクの姉グミら多数の死傷者が出る。従業員らは動揺し、嘆き悲しむが、ムン子爵は事故を隠ぺいしようと彼らを無視し、保身のために事故を共産主義者の仕業に仕立て上げようとしていた。一方、イ参政はこの機に乗じて有利な立場に立とうともくろむ。憤った従業員らは暴徒化し、ソッキョンの祝賀会へ乗り込む。そして子爵の横暴な態度に冷静さを失ったウニョクは思わずナイフを握りしめ…。

第4話 殺意

村では犠牲者の葬儀が行われる。ムン子爵は相変わらず気遣いを見せず、一方、イ参政は弔問により人々の心をつかもうとしていた。警察に連行されたウニョクは姉グミの葬儀にも参列できず悲嘆にくれるが、イ参政親子の進言によりようやく釈放される。一方、工場の従業員チャンジュは出世をもくろみムン子爵の保身工作に加担する。村が悲しみに明け暮れている頃、海岸には海水浴を楽しむソッキョンたちの姿があった。

第5話 悩み、思いやる子ら

ソッキョンの失踪にムン家は大騒ぎになり、ゲヒとドンウは自責の念にかられる。捜索が一向に進まずムン子爵の不安は募っていく。ウニョクは怒りに任せてソッキョンを誘拐してしまったが、彼女の具合が悪くなってしまい、急いで薬などの調達に向かう。しかしそこを偶然ゲヒに見られてしまい…。一方、チャンジュが密告したことにより精錬工場に身を隠す共産党員のギス、マクポンの存在が警察に知られることに。

第6話 京城へ

ムン子爵とイ参政の間では、ドンウとソッキョンの結婚、そしてドンウへの徳山譲渡の話がまとまる。また、子爵は今回の事件でのチャンジュの貢献に対し憲兵教習所への推薦を約束する。ドンギが共産主義思想を捨て切れていないことを知った子爵は、家門への飛火を危惧しドンギに考えを改めるよう訴える。一方、釈放されたウニョクはドンギの計らいにより京城で勉強を続けられることになり、旅立とうとしていた。

第7話 再会

1940年11月。ウニョクとドンウが学生生活を過ごしている京城に、東京からソッキョンとゲヒが戻ってきた。帰宅途中に空襲待避訓練で地下防空壕に退避した2人は、そこで思いがけずウニョクと再会する。ゲヒはウニョクが高等文官試験に合格したと聞き、喜びを隠せず涙する。一方、ソッキョンとドンウの結婚により足元を固めようとしているムン子爵にとって、共産主義活動をやめない弟のドンギは悩みの種となっていた。

第8話 因縁

ムン子爵が暗殺者に襲われる。自分の存在が家族を不幸にしていると気付いたドンギは兄に縁を切ってほしいと頼む。子爵は身を切られる思いで弟との絶縁を決断するのだった。ドンギは自分を恩師と慕うウニョクやドンウたちにも別れを告げる。試験に合格したウニョクは、自分を頼りに生きる家族のため、不本意ながら合格証書を発令してもらうためにムン子爵に身元保証を頼みに行くが、子爵は首を縦に振ってくれない。

第9話 再び故郷、咸興へ

結婚話に寛容な態度のドンウにソッキョンは、結婚するなら命がけで愛した人とすると言い捨てる。一方、ゲヒからソッキョンが自分のために身元保証を申し出たことを知ったウニョクは、感謝の気持ちから図らずもソッキョンとデートをすることに。ウニョクへの気持ちに気付き始めたソッキョンはゲヒからウニョクが咸興へ帰省していることを聞き…。その頃、ドンギは咸興の製錬工場でストライキの計画を立てていた。

第10話 判決

ソッキョンは叔父ドンギを助けてくれとウニョクに泣きつく。ドンギに恩義のあるウニョクは工場に向かい、現場にいたドンウらと共にドンギの救出を手助けする。だがそのせいでウニョク、ドンウ、そして、ソッキョンまでもが警察に囚われる。その頃、ドンギを咸興から脱出させようとしていたゲヒの父と妹たちは憲兵の銃撃により死傷。そしてゲヒも逮捕されてしまう。そんな中、ドンウとソッキョンだけが釈放され…。

第11話 脱出

ドンギの逃亡を手助けしたウニョクらは懲役判決を受け西大門(ソデムン)刑務所に移送される途中、ドンウとギスにより救出される。しかし、一緒に逃げようとした友人のウソクは射殺され、傷を負ったチョリョンはチャンジュに捕えられてしまう。後ろ髪を引かれる思いでソ連へと渡るウニョクは、ドンウにゲヒ宛の手紙を託す。ソッキョンはゲヒと共に東京へ、そしてドンウは米国へと行くことになり、4人は再び離れることになる。