第1弾 映像制作担当S氏

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皆さんこんにちは

第1回 「チャン・ヒビン制作ブログ」が始まりました!
「チャン・ヒビン」DVD発売・制作の担当をいたします齋藤(チェ・ドゥンハク)です。
これより、「チャン・ヒビン」の制作~字幕~デザインの各担当が持ち回りでブログに綴って行く予定です。
100話の大長編と同様に、我々としばしお付き合いの程。

私は、制作の見地から、皆さんが普段、知り得ない様なDVDや放送に至るまでの秘密を漏らしていこうかと思っております!

本国では各局、幾つもバージョンがある
BIGタイトル「チャン・ヒビン」

2002年に韓国KBSで放送された最新版バージョンが、このたび日本語版化されますのでお楽しみに!

制作日記

さてさて、本国よりどっさり素材(デジタル・ベータ・カムという放送用ビデオテープ)がやって来まして、100話=100本の量に圧巻!

画像・音声の検品作業から始まりました。

検品作業

韓国の2002年の放送品質って…
少しプレビューして、目・耳を疑いました…画像・音声はノイズだらけ。
放送用ハイクオリティーテープ(デジタル・ベータ・カム。略してデジベ)に録画されているものの画像・音声は滅多にないデジベの欠点や短所を全て表現したような不良具合。
…がっかり致しました。
まずは、その修正から始まりました…。

修正作業

ノイズとは、画像に四角のブロック状のノイズが出る症状。
それがダントツでした。

音声ノイズ「ジッ」という耳障りな音声も伴っています。
修正が困難な場合、本国より再度クリーンなマスター(テープ)を取り寄せるのですが、現状と同じ物しか残っていないケースが殆どで、修正方法は、不良箇所の手前、または直後のクリーンなコマを移植する方法になります。(同じコマが連続するわけですから若干カクッとなりますが)

音声も同様、不良箇所の両隣の音声を移植します。

大きく目立つノイズの場合は、高度な修正が出来る編集スタジオに入ります。
それは、1コマ1コマをコンピューターにスキャンし、ペン(グラフィック・ツール)で色を載せ替える大変な作業となります。
(最近は機材も発達し、作業も少しは簡略化されて来ていますが)

ついで、画面に出る不要情報テロップの除去(テキストレス化作業)
日本では不要な情報(韓国放送時のお知らせや、CM送りの文字、ヘタをしたら、
提供企業名も本編に入っている。)の除去をノイズ修正作業と並行して行っています。

20話まで順調に除去作業をしていましたら、
何と!
21話からクリーンピクチャー(テキストレス画像)が無く、除去できない!
それを除去するにはどうしても同じシーンの情報文字が入っていない画像が必要なのです。

問い合わせをしたら「存在しない」と韓国の権利元はおっしゃる!
簡単に「ない」と言わないで…(汗) 困った…ないものは仕方ない。

ラストの提供クレジットや、放送時間告知等、本当に不要な箇所は本編尺を摘まず、高度な編集作業で除去できましたが、今回はほかにハングル用語説明が画面に出るので、それをどうしようかと。
それは本来、韓国放送時にセリフ中の歴史用語に対するフォローの意味でテロップ出しをしていたもの。
日本で翻訳をし、字幕にした段階で、その用語は理解できる言葉になっており、ハングルのテロップの内容にわざわざ字幕フォローをする事が不要となるのです。(セリフ字幕と同じ内容をさらに字幕で出しても意味がないので)だからといって、わざと難解な日本語に置き換え、解説に字幕を入れるのも変ですし…
これはちょっと目障りかもしれませんが、翻訳は正確にしており、ストーリは今まで以上に遵守していますので、ご愛嬌。

こうやって、制作費、制作時間と旨くバランスを取って、
この世の中で一番クオリティーの高いマスターを作り上げるのです。
さておき、この作業に3ヶ月(まだ~40話程度ですが)かかっています。

音楽差し替え作業

あと、皆さんもご存じのように、BGM音楽の問題。
今回は既に韓国放送時とは違う日本向けに権利クリアされた楽曲に予め差し替え、送られてきました。(ほっ…)

ただし、今回はテーマ曲もNGだったようで、現在本国で出回っているOSTとは違うものがオープニング、エンディングにかかっています。
これは、あしからずご了承ください。

字幕作業

そんな作業の合間、字幕が私の元にやって来ました。
翻訳者→弊社内 字幕担当→私
耳から聞こえる仰々しい節回し、物腰の柔らかい王室女性の言い回し
「うん。日本の歴史物と同じだ」それに付く字幕も日本の歴史物調でピッタリ。
これが言葉や風土が似た韓→日の翻訳の長所。
(現代劇はセリフが早い為、韓国語セリフの要素に対し日本語文字がオーバーになり欠点でもあるが。)
字幕担当の他に私、その他に校正者が字幕のチェックをして、無事完成!
と言いたいところ、後半のストーリや、日本で分かりづらい役職や単語を検討し、なかなか用語が決まりません。
何度も手直しをしている状況です。
そうなのです…翻訳者、日本語版制作者にとって、一番重要なのは最も相応しい日本語に置き換える「日本語力」なのです。

DVDパッケージ

と言っている間に、DVDの企画を急がねばならず、慌ただしさに拍車がかかります。
韓流の歴史物と言えば茶・クリーム系や黒を基調にしたパッケージが多い中、まずはビビッドな鮮明なカラーにしたいと考えました。
さらに、女性らしさ、絢爛さ、野望、高貴さを併せ持つようにしなくてはなりません。

人物の写真選びが終わり、(今回は本当に数少ない写真素材の中)キーになるカラーのチョイス、黄色ピンクシャンパン色オレンジ水色…たくさん出ました。
悩んだ結果、全色使い切ろうと思い、各DVD-BOX(全10BOX)毎に色を変えていくように致しました。
BOXを並べると韓国呉服のような見栄えになるように展開していく予定です。
お楽しみに。

封入特典、解説等の企画も、現在どんどん案が展開されています。
今回、私を含め字幕担当、デザイナー、WEB担当、営業が企画会議を密にし、可能な範囲であらゆる試みをしていこうと切磋琢磨しております。
DVD-BOXを乞うご期待!

当時の人々の考え、風習、礼儀作法など昔の日本にそっくりなのですが、熱い国 韓国。
やはり激情エスカレート型の趣。
それは昨今変わらないのだな~と感心しました!

純愛・愛憎・対立・権力…
次の展開が気になる韓流王道の要素とリアルさ、楽しさは満載です!

ハマりたいのなら、絶対オススメです。

ではでは、チャン・ヒビンの欲望はどこまで行くのか、
皆さんと見届けたいと思います。

2008年10月 7日

コメント

斎藤さま
「チャン・ヒビン」の作業、ご苦労さまです。DVDができるまでにこんな大変な作業があったんですねー。音楽が差し替わっているのは残念ですが、しょうがないですね。私が見た時はテーマ曲の男性の歌声にすごく感動したのですが、それも替わっているのでしょうか。そちらも楽しみにしています。

さくら さん
こんにちは。
楽曲の差し替えに関して残念ながら韓国放送時とは違います。
しかしながら、原曲をイメージした“同テイスト”の曲が新たに作られたようです。
もちろん、テーマ曲は男性ボーカル入りです。(こちらも耳に馴染むと非常に心地よい曲に思えます)
本HPの予告篇でも聴けますので、是非とも。

斉藤様。
DVDなどを日本で発売する時の下ごしらえっていうんですか?まだ1回を見ただけなのに、こんなに大変な作業があるとはとは、初めて知りました。
韓国の物を字幕をつけるだけかと・・・。
今回はテレビで放映されるとのこと、たぶんDVDは購入しないと思いますが(すみません)、毎回毎回、心してテレビ拝聴したいと思います。
このあと、2回目を読ませていただきます。

>>ひづめちゃんさま

ご意見ありがとうございます!
放送で「チャン・ヒビン」を楽しみにされているとのことで、こちらも喜ばしく思います。
DVDでは"特典映像"のほかに、"ノンカット版"という魅力もございますので、是非とも、ご購入やレンタルでもお楽しみ頂ければと思います。

チャンビンン のエンディングの歌手名と曲名を知りたいのですがお願いします。

      

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