コラム~新たな韓流の波~

韓国では1999年から放映された時代劇「ホジュン」が、当時主流の純愛ドラマを圧倒的人気で押さえ歴代最高視聴率を記録し、韓国時代劇の新時代を切り開いた。
以降、韓国のTV各局は競うようにして時代劇の制作に注力し、「太祖王建」(2000年)をはじめとする名作ドラマが続々と誕生。
ヨン様ブームに沸き返る日本を横目に見ながら、2003年には「チャングムの誓い」「チェオクの剣」など見ごたえのある作品が大ヒットとなった。
それらは一昨年より日本でも続々と紹介され、そのクオリティーの高さと歴史もの特有のダイナミズムを兼ね備えた波乱万丈の人間ドラマは、いわゆる“韓流ドラマファン”だけでなく、性別・年齢を超えた幅広い層をも魅了し、昨今の日本での韓国時代劇ブームを作りあげた。
最近まで韓国中を虜にした『朱蒙(チュモン)』の日本放映開始、ペ・ヨンジュン主演の『太王四神記』の6月韓国放映開始予定と、今年もこのブームは日韓ともにますますヒートアップしそうな勢いである。

「歴史エンターテインメント」の潮流を作り出した「海神」
2004年から韓国で放送が始まった『海神』は、圧倒的なスケールのロケーションを敢行し、それまでの「TV時代劇」のイメージを「歴史エンターテイメント」「歴史超大作」というジャンルにまで昇華させたエポックメイキング的な作品。
朝鮮半島の小島に生まれ奴隷として唐に渡ったひとりの若者が、武術と商才を武器にやがて唐と新羅・日本を結ぶ一大航路を切り開くという史実を基にした壮大なストーリーは、放送開始後たちまち大人気となり、36.5%の最高視聴率をマークした。
2000年以降のドラマ視聴率歴代5位となる「太祖王建」で主演を演じた国民的カリスマ俳優 チェ・スジョンと、『海神』に続き『朱蒙(チュモン)』で一気に次世代俳優No.1の座を射止めたソン・イルググという人気・実力ともに文句なしの2人が競演し、その後の「歴史エンターテイメント」という新たな潮流を作った「海神」が、歴代韓国ドラマの最重要作品であることは間違いないだろう。


コメント記事がある場合はクリックで開閉します。 この記事のコメント数(2)

コメントを投稿

トラックバック

海神-heshin 人物相関図 画像上をクリック:閉じる
拡大ボタンのクリック:実寸サイズ
マウスドラック:画像の移動