韓国時代劇『海神-ヘシン』の魅力 vol.2 | 週刊文春

大林宣彦監督が語る 韓国時代劇『海神-ヘシン』の魅力 vol.2
プロの"技"が光る絶妙なキャスティング

週刊文春vol2
2007.10.11 | 週刊文春

【引用】
感銘を受けたのは、訓練の行き届いた俳優さんたちが出演していることです。『海神』は、僕たちの時代の人間から見ると、テレビ的というより、非常に映画的なんですよ。
チャン・ボゴ役のチェ・スジョンは、最初は英雄なのにとても小さい人だなと思ったんだけど、彼を基準に物語を見せられていくと、一種の”親指トム伝説”のような神話性を持ってくる。
つまり、彼がだんだん知的に見えてきて、他の人物は肉体の強さだけでヒーローになっていると思えてくる。
そうするとヒロインのチョンファが運命的にチャン・ボゴを好きなのが理解できる。
チョンファ役のスエは演技を越えた存在感で、運命的にヒロインになる顔かたち、姿だと思います。
ヨムジャン役のソン・イルグクも回を重ねるごとに顔が立派になってくるし、ジャミ夫人役のチェ・シラは美しくて、聡明で、演技の幅が広い。
役者達がこの51話のドラマの中で確実に育っている。
それから、間合いを入れるために出てくるコメディ・リリーフの役者さんたちが実に上手い。
彼らが出てくることで、現代人には違和感を持たれがちな時代劇も、すんなり受け止められる。
なんだかうまく乗せられちゃって、観ていて本当に楽しいんだ。
最初の3話に出てくる子役たちがまたいいんです。
僕は時々「今日はここまで」と言って観るのをやめて、最初の3話までを、もう一度ちょっと見るんです。
それでチャン・ボゴやヨムジャンの昔の顔を思い出すと、次の展開が納得出来ちゃうわけ。
時々出てくる回想シーンも、彼らのアイデンティティー(正体)を確認する、という役割を果たしている。
素晴らしいキャスティングに感心しました。

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